三郷市

三郷市・競泳銅メダリスト 南中で「オリンピック教室」

 三郷市立南中学校(小堺正之校長)でこのほど、オリンピアン(オリンピック出場経験者)を招いた「JOCオリンピック教室」が2年生176人を対象に行われた。
 同教室は、オリンピアンの経験を通じ、オリンピックの思想や価値を伝え、生徒らの日常生活に役立ててもらおうと、2010年から実施されている。
 今回は2008年の北京五輪の水泳(競泳)で女子400㍍メドレーリレー6位、12年のロンドン五輪で銅メダルを獲得した加藤ゆかさん(36)が講師を務めた。


 教室は運動と座学で構成され、運動の時間では競泳の形を模したリレーが行われた。座学の時間では加藤さん自身の経験を伝えながら、エクセレンス(卓越)、
フレンドシップ(友情)、リスペクト(敬意)の3つの「オリンピックバリュー」(オリンピックの価値)を挙げた。また、「明確な目標や夢は持っていないといけない」とし、「今後の生活の中で、仲間への思いやり、夢や目標を持つ大切さ、夢や目標に向かって全力で取り組むことを要所要所で思い出してもらいたい」と笑顔で話した。
 授業を受けた永松静流くん(14)は「水泳の話だったが、自分が所属するバスケ部でもチームワークの点で一緒だと感じた。今日勉強したことを試合や大会などで生かしていきたい」と意欲を見せていた。