三郷市立彦糸中学校(三浦力校長)で7日、3年ぶりに「小中連携体験授業」が行われた。
彦糸中学校区の彦糸小学校と、彦郷小学校の6年生を対象にした体験型の授業で、両校の児童が集まり、中学校教師から授業を受けるもの。小学校から進学した際、学習内容や生活リズムの変化になじめないといった「中1ギャップ」をなくすことを目的に行われている。今回は、彦糸小の6年生43人と彦郷小の6年生54人の計97人が参加した。
体験授業は「国語」「数学」「理科」「美術」「体育」。各児童が希望した教科を選んで体験した。
「理科」では、実験の楽しさを知るため、「カイロを作ってみよう」をテーマに授業が行われた。担当は同中の科学担当の山本祥矢教諭(23)。商品の説明欄に記載されている鉄粉や活性炭、食塩水などの成分を紙コップに入れて混ぜ合わせ、発熱反応を確かめていた。
また、「数学」で「確率」を学んだ彦糸小6年の曽根廉翔君(12)と彦郷小6の宮口大椰君(11)は「小学校で学んだことを生かし、なぜそうなるかという、問題のプロセス(過程)までを考えていくのが中学校の授業だとわかった」などと話していた。