三郷市

三郷市・家族で高める防災意識

 三郷市中央の「におどりプラザ」を拠点に活動する女性の団体「ミーモアミサト」(深井えりこ代表)が4日、同施設前の「におどり公園」で防災イベント「アウトドア×防災フェスタ」を開き、約2000人でにぎわった。

 地震や台風、豪雨などの災害が多発する一方で、防災対策をしていない家庭が全体の約5割に上るという調査結果もある。こうした現状に危機感を抱いた同団体が、若者やファミリー層に人気の高い、〝アウトドア〟に着目し、「防災を自分ごととして考え、家庭内の防災準備を見直すきっかけに」と今回のイベントを企画した。

講演や体験会を楽しむ人たち

同日は、防災の専門家やペット災害危機管理士などが、傘の要領で立つテントや簡単に体に密着させられるリュックサックなど、災害時に役立つアウトドアグッズを紹介。 寒さや暑さを防ぐ方法のほか、ペットの防災などについて、ガイドブックを配布して講演した。

三郷市社会福祉協議会による豪雨災害地への義援金の募金コーナーも

また、水消火器体験やドローンの操縦体験などのアウトドアの防災ブースをはじめ、同市社会福祉協議会による豪雨災害地への義援金の募金コーナー、消防士の服を着て消防車前で写真が撮れるブースなども設けられた。
 深井代表は「家族やペット、地域社会を含めた誰一人取り残さない防災意識を高め、災害に強いまちづくりに貢献していきたい」と話した。