三郷市は5月22日、同市早稲田の同市文化会館で、市制施行50周年を祝い、功績のあった市民や団体を表彰する記念式典を開き、関係者ら約1000人が出席した。
同市は1972年5月3日、県内37番目の市として誕生。インフラ整備や伝統・文化財の継承に力を入れ、2013年には「日本一の読書のまち」を宣言した。また、16年には東京五輪・パラリンピックでのギリシャの「ホストタウン」に登録し、多くの交流事業に取り組んできた。
式典で、木津雅晟市長は「交通網の整備や大型商業施設の開業のほか、TX(つくばエクスプレス)三郷中央駅の開業から一気に活気が出て来た」と述べ、「今後も伝統や文化を受け継ぎ、まちづくりに取り組む」とあいさつした。
また、大野元裕県知事が「都市と自然の調和が素晴らしく、今後も魅力的なまちづくりに期待する」と祝辞を述べ、ディミトリオス・カラミツォスージラス駐日ギリシャ特命全権大使は「東京五輪・パラリンピックを機に相互のつながりが強化され、今後も文化の交流など関係を強化していく」と述べた。俳優の村田雄浩さんら6組7人の同市PR大使も祝いの言葉を述べ、同大使の小林美優さんが篠笛で国家を独奏した。
また、オープニングセレモニーでは、「上口二郷半囃子・里神楽保存会」による二郷半囃子などが披露された。