三郷市泉2丁目の「月の郷公園」で4月26日、「和泉橋竣工開通セレモニー」が行われた。
同橋はこれまで架けられていた「2018号橋」(無名)の老朽化や、浸水・治水対策に伴い、架け替えが実施された、長さ10㍍、幅5㍍の橋。
地元住民からの架け替えの要望も多く、2017年に解散した「三郷インターA地区土地区画整理組合」(堀切和喜理事長、当時)からの寄付金も、橋の架け替えを後押ししたという。
同日の式典には、橋の欄干に設置された橋名板の文字を揮毫した、同市立北中学校(広木友和校長)の生徒4人を代表し、現在も同校に在学の3年生、小野桃さん(14)が出席した。また、同校の吹奏楽部が演奏し、式典に花を添えた。
式典に参加した小野さんは「字を書くことが好きで、好きなことで市に恩返しができた。この橋で市民の暮らしがより便利なってもらいたい」と笑顔で話した。
堀切・元理事長は「周辺住民の交通安全や生活利便性に関わる橋。寄付をしたお金が地域に戻って来たようでありがたい」と感謝の言葉を述べた。
また、木津雅晟市長は「橋名は地元町会や同校の協力により命名されたもの。この橋が市民に愛され、利用されるとともに、明るい未来への懸け橋になれば」とあいさつした。