三郷市

創作和太鼓「豊屋」・10周年記念公演

 三郷市を中心に演奏活動している創作和太鼓団体「豊屋」(小林豊代表)が3月27 日、同市鷹野文化センターで、結成10 周年記念の単独ライブ「和太鼓豊屋10 周年特別記念公演 ガチ」を開き、約300 人が来場した。

 昨年の単独ライブで披露した「ALIVE」や篠笛をメインにした「千年泡沫」、新曲の「アサンテサナ」(スワヒリ語で「ありがとう」の意味)、「雷迅」など、アンコール曲を含め12 曲が披露された。

 また、同市PR大使でプロ和楽器奏者の小林美優さん(21)も共演し、篠笛や和太鼓の演奏で会場を盛り上げた。演奏中、メンバーはマスクを外していたが、曲の合間には、マスクを着用した小林代表(56)が巧みな話術で会場を沸かせた。

 来場者らは「ふさぎ込んでいた嫌な気持が吹き飛んだ」「かっこよかったし、感激した」などと公演を満喫していた。「豊屋」の小林代表は「あっという間の10 年間だった。太鼓を打つ一発一発の音が大切と背中で語ってきた」と振り返り、「体力が続く限り、たたき続ける」と話していた。

若いメンバーが中心の「豊屋」、小林代表は「プロへの夢を持つ子どもたちには、その道を歩ませたい」と語る