三郷市

新年へ「すす払い」

 三郷市彦倉1丁目の「真言宗豊山派延命院」(石井秀誉住職)で12日、檀家らの手で年末恒例の「すす払い」が行われた。
 1年の厄を払い、きれいな心で新年を迎えるための行事。「彦倉虚空蔵尊」の名で知られる同寺は、2014年から檀家を中心とした「奉賛会」(沖良男代表)と「彦倉子ども会」の親子らが合同ですす払いを実施し、親睦を深めている。

 同日は、約40人が仁王門や鐘楼堂などの1年の厄とほこりを竹ぼうきで払い、境内の落ち葉を掃除した。
 石井住職(69)は「コロナ禍で一年延期したが、来年は『虚空蔵菩薩像』のご開帳の年。今回のすす払いで各家庭に幸せが訪れてくれれば」と話していた。