三郷市

彦糸中で劇団公演

 市立彦糸中学校(三浦力校長)で10月19日、文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業」の巡回公演が行われた。
 劇団「芸優座」(平塚仁郎代表、東京都調布市)による公演で、演目は、短編の名手のアメリカの作家、O・ヘンリーの「心と手」「愛の使者」「賢者の贈り物」「最後の一葉」の4作品をまとめたもの。
 公演は同校体育館で第1部、第2部に分けて演じられた。新型コロナウイルス感染防止のため、午前中は1年生、午後は2、3年生が全作品を観劇した。
 また、同校生徒の有志ら6人が出演者や場内アナウンスなどに参加して、表現する喜びや他人と協力し、創り上げることの喜びを学んだ。
 会場アナウンスや舞台裏でスタッフとして参加した中村朔哉君(14)(3年)は「小さい頃演劇を見て、裏方に興味を持っていた。仕掛けを見られたことや、アナウンスのスピードや声量など知りたかったことを学べた」と喜んでいた。
 出演者の1人となった大田原由紀さん(15)(同)と堀之内華凛さん(同)(同)は「話し方など演じる役になりきっている姿に引き込まれた」(大田原さん)、「声量もオーラも目力も強く、迫力を間近に体験できた」(堀之内さん)と話した。