三郷市

三郷/「夢を持ち、挑戦して」 丹後小で漫画家講演

 三郷市立丹後小学校(山口清孝校長)はこのほど、漫画家の小川真孝さん(33)を招き、全校児童を対象に「夢と心をはぐくむ講演会」を実施した。

夢について語る小川さん


 会場にはプロジェクターやスクリーンが用意され、小川さんは漫画家になるための方法や漫画の描き方などについて映像を使いながら説明。「夢を持ち、なれた自分を想像しよう」と話す一方、「今は夢がなくても大丈夫。いろいろなことに挑戦して、選択肢を増やして」とアドバイスした。最後に「空想の世界を創造するだけでなく、相手の心の痛みを想像できる優しい人になって」と強調した。

 児童からは「どういう漫画を描いているのか」「描くのにどのくらいの時間がかかるか」「どこで(小川さんの)漫画を読めるか」などの質問が出て、小川さんは丁寧に答えていた。

プロジェクターやスクリーンなどを使い、説明する小川さん


 6年生の菅原知花さん(11)は「漫画家の仕事や技術について話が聞けて、とても貴重な経験だった。私もいろいろなことに挑戦していきたい」と話していた。

 山口校長は「2020年から2年間、当校の児童クラブに務めていただいたことから、今回の講演につながった。身近な人が漫画家として活動し、その中で失敗と成功の繰り返しで成長していくという話は、子どもたちの心に深く刻まれたと思う。成長の糧になればありがたい」と話していた。