三郷市

三郷/給水訓練 水道部OBなど支援協力員に

 三郷市は6月8日、災害時支援協力員10人を対象に、同市茂田井の「三郷市北部浄水場」で応急給水訓練を実施した。

迅速な給水活動ができるよう訓練する様子 (三郷市提供)

 能登半島地震の被災地への給水車派遣について報告したほか、総容量1㌧の組み立て式給水タンクの組立て、給水車への注水や容量6㍑の応急給水袋への給水などの訓練を行い、大規模災害発生時に迅速的な応急給水活動ができるよう、作業手順などを念入りに確認していった。

能登半島地震の被災地への給水車派遣について報告 (三郷市提供)

 災害時支援協力員とは、三郷市水道部職員のOB、OGたちが現役時代の業務で培った知見を生かし、緊急時に市職員らの災害対応を手助けするもの。2020年に制度化され、現在、24人が登録している。

 訓練は同制度発足以来、6回目。支援協力員は「多くの知識や実務を経験し、繰り返し手順を確認することで、いざという時に市を守る要になるよう努めている」と話していた。