消防五輪出場 「多くの経験積みたい」
今年7月、イタリア・トレンティーノ州ボルゴ・ヴァルスガーナで開催される「第24回ヨーロッパ青少年消防オリンピック」に出場が決定している三郷市少年消防クラブの団員5人が5月24日、三郷市の木津雅晟市長を表敬訪問した。
木津市長は「家族や周りの人々の支えに感謝の気持ちを持ち、訓練の成果を十分に発揮して、優勝を目指して頑張ってもらいたい」と激励。リーダーの安藤岬さん(15)(専修大学松戸高校1年)は「三郷市や日本を代表するという精神で、元気でけがのないよう競技に参加し、他国の人々との交流を深め、多くの経験を積んできたい」と決意表明を行った。
同大会はCTIF(国際消防救助協会=ヨーロッパ各国を中心に組織される国際消防組織)が主催する大会。二十数か国から約600人の選手が参加し、7月19日から29日まで開かれる。消防の実技を取り入れた障害物競走や400㍍リレーのほか、参加各国の文化・歴史を発表するイベントなどで交流を図る。
同クラブは2015年にポーランド・オポーレ市で開催された第20回大会にも出場しており、今回が2回目。前回は使い慣れないヨーロッパ仕様の消防資機材で大健闘し、観客から驚きの声が上がったという。