「春の全国交通安全運動」が始まった6日、三郷市ピアラシティの「イトーヨーカドー三郷店」駐車場で「春の全国交通安全フェスタ」が行われ、同店の来場者らも参加して盛り上がりを見せた。
式典で木津雅晟・三郷市長は、長年、地域の交通安全に尽力し、3月12日に亡くなった岩田淳・吉川地区交通安全協会会長に哀悼の意を表するとともに、「一人一人が交通事故に遭わない意識を持つことが重要。市も交通安全対策を強化していく」と述べた。
また、吉川警察署の江田浩之署長は「管内でも人身、物損事故が多発し、今年もすでに2件の交通死亡事故が発生している」とし、自転車乗車時のヘルメット着用や横断歩道での歩行者の優先順守などを訴えた。
式典後には、マツコ・デラックスの物まねなどで人気の埼玉県住みます芸人、北条ふとしさん(吉本興業所属)が、同署署員と交通安全にまつわるトークショーを繰り広げた。その後は木津市長や北条さんも参加し、来場者らに菓子や反射材などの啓発品を配布しながら交通安全を訴えた。
一方、8日には東武スカイツリーライン草加駅前で岩﨑英紀・草加警察署長や山川百合子・草加市長ら約40人が交通安全を呼びかけるリーフレットなどを配布。この日は多くの学校で入学式や始業式が行われ、駅を利用する人にヘルメット着用や横断歩道での横断意思表示(ハンドサイン)の励行を呼びかけた。