埼玉りそな銀行(本店･さいたま市浦和区。福岡聡社長)は３月６日、三郷市三郷１の同行三郷支店３階に、地域活性化につながる活動への利用を想定した貸会議室｢三郷菜の花ガーデン｣を開設した。
同行は2022年11月、越谷市千間台のせんげん台支店内に子ども支援拠点「りそなYOUTH BASE（ユース･ベース）」を開設し、子ども支援団体などが利用している。｢三郷菜の花ガーデン｣はそれに続く第２弾で、地域の市民団体の利用が見込まれている。
利用第１号は、地域の女性活躍支援や子育て世代の交流活性化を図る市民団体｢ミーモアミサト｣(深井えり子代表)で、女性の趣味を仕事につなげるワークショップやセミナーなどに利用する予定という。
この日夕方から行われたオープンセレモニーには同行から福岡社長、小嶋啓夫･執行役員埼玉東地域営業本部長、堀江嘉郎･三郷支店長ら、利用団体側から第１号となる深井代表が出席。福岡社長は｢菜の花の花言葉に『小さな幸せ』がある。この場が女性の起業家や子育てをされる方の支援につながり、幸せが生まれ、地域の発展につながってほしい｣と述べ、積極的な活用を呼びかけた。一方、深井代表は｢我々の活動に賛同してもらい、意欲あるメンバーの活躍の場ができるのは非常に大きな一歩。今後、この場所を他の団体も利用し、さらなる地域活性化につながることも目線に入れて活動したい｣と述べた。この後、テープカットを行った。
｢三郷菜の花ガーデン｣は、｢活動などに使えるスペースが不足している｣という市民団体などの声に応え、空きスペースとなっていたローンプラザ跡地を活用。銀行スペースとは分かれており、ロビーから銀行業務エリアを通らずにアクセスできる。広さは約67平方メートルで、机やいす、ホワイトボードなどのほか、小さな子ども用のソフトマットも用意する予定。運営時間は銀行窓口の営業時間と同じで、平日午前９時～午後５時。