三郷ライオンズクラブ(篠田隆彦会長)を始め、三郷鳰鳥(成田文徳会長)、草加(堀江豊会長)、八潮(豊田厚子会長)の四つのライオンズクラブはこのほど、県立三郷特別支援学校(小佐野雅子校長、三郷市駒形)にバランスボール、ストレッチポール各10個を寄贈した。事前に聞き取り調査を行い、学校側から要望のあったもの。
この日は四つのクラブが合同で、同校中学部の3年生21人を対象に「オリエンテーリング交流会」を開き、宝探しの要領で寄贈するボールやポールの一部が置いてある場所を生徒に探させた。オリエンテーリング終了後の授与式で篠田会長らから道具が手渡されると、生徒たちは「大切に使います」と喜んでいた。
寄贈された道具は小学部から高等部まで全員が利用できるため、当日すぐに利用されるなど人気を集めていたという。寄贈の中心となった三郷ライオンズクラブの篠田会長は「誰もが使える道具。楽しみながら体力と仲間作りに生かしてほしい」と話し、小佐野校長は「早速、授業にも取り入れている。大切に扱います」と謝辞を述べた。
交流会は4年ぶり。コロナ禍以前は餅つき大会などを行っていたが、衛生面での配慮や交流の機会を途絶えさせないようにと、今回の形になったという。