三郷市の“市の花”のサツキを身近に感じてもらおうと、「三郷市盆栽クラブ」(石原隆会長、事務局・三郷市農業振興課)はこのほど、同市立瑞穂中学校(豊田康人校長、生徒303人)で、サツキ栽培の講習会を開いた。
一昨年から、同校の環境委員会所属の生徒らを対象に始めているもので、今年は委員長の橋本愛弥みさん(14)ら、同委員会のメンバー18人が参加した。
講習会当日は、同盆栽クラブの石原会長(77)と、講師役の浅香春男さん(84)、谷延長門さん(79)の3人が来校。「サツキは丹精込めて育てると、きれいな花を咲かせる」と話し、「本来なら6月に行う作業」と前置きをして、咲き終わった花のつみ方や、葉の剪定方法などを細かく指導した。
また、浅香さんと谷延さんは、「サツキは水が大好き」と言い、実習後も日常の水やり、肥料、消毒などの手入れ方法についても詳しく指導した。2人は「中学生たちに市の花であるサツキをを身近に感じてもらい、楽しく栽培に取り組んでもらいたい」と笑顔で話していた。
橋本さんは「市の花のサツキを深く知るきっかけになり、とても勉強になった」と喜んでいた。