三郷市の新年度当初予算案は、一般会計が過去最高の580億5000万円で、前年度比3・5%増。国保、介護保険などの特別会計、水道などの企業会計を含めた総額は944億6640万円で同比1・5%増となった。
主な事業は、三郷料金所スマートインターチェンジをフルインター化し、高速道路へのアクセス性向上、市内交通の分散による渋滞緩和、地域活性化を図る「地域拠点基盤整備(フルインター化)事業」に7505万円、南部地域拠点防災コミュニティー施設の整備を進め、防災機能の強化や防災意識の向上、地域コミュニティーの強化を図る「南部地域拠点防災コミュニティ施設整備事業」に4億4264万円。
また、同市や災害時の応援協定を締結している他市が被災した場合のトイレ不足解消や、避難所の衛生環境改善を図るため、トイレトレーラーを購入する「災害応急対策事業」に2600万円。新たに導入した「ふれあいブックワゴン2号車」を活用し、市内の小中学校や子育て施設、高齢者施設などで読書を楽しんでもらえるよう、図書の充実を図る「図書館図書購入事業」に230万円。
さらに、経年劣化が進む「岩野木学校給食センター」を瑞沼市民センターのグラウンド内に建て替え、「(仮称)瑞沼学校給食センター」として2025年1月(予定)から学校給食の提供を開始する「学校給食センター整備等事業」に17億3000万円、宿泊型産後ケアに加え、通所による産後ケアを開始し、半日程度の滞在による育児相談など妊婦の精神的・身体的ケアの支援を行う「産後ケア事業」に436万円などとなっている。
三郷/防災機能強化など581億円 新年度当初予算案