三郷市

危険な残暑、熱中症対策

 猛暑、酷暑が当たり前になってしまった今年の夏――。

 「暑さが和らぎ、暑さがぶり返すと、熱中症患者が多発しやすい」と警鐘を鳴らしているのは、“三郷市PR大使”で、日本テレビ系情報バラエティ番組「スッキリ!」の気象キャスター、藤富郷さん(46)。

 7月から猛暑が続き、お盆の時期には、一時、過ごしやすい気温の日々が続いた。しかし、日本気象協会は、8月下旬から9月の気温は平年並みか平年よりも高くなるところが多く、「残暑が厳しい」と発表した通り、お盆明けから30度を越す日が続くなど、残暑が厳しく熱中症患者の急増が懸念されている。

 藤富さんは「体の機能と感覚は異なる。自分の居場所の温度を数字で知ってもらいたい」と強調している。

 「屋内でも熱中症の危険がある。気温が35度以上になる場合には、エアコンのスイッチを。命の危険がある暑さへの注意を呼びかける『熱中症警戒アラート』も知ってほしい」と呼びかけている。さらに、「熱中症と脱水症状はペアで考えて」とし、体が熱くならない段階でも、「こまめな水分補給を」と注意を喚起する。

 また、「熱中症対策としての日傘」の活用を勧める。最近は、男性向けの晴雨兼用の折りたたみ傘も増え、購入時にタグに「晴雨兼用」や「UVカット」の記載があれば、日傘として利用できる。

 藤冨さんは日傘を“自分だけの木陰”と呼び、「暑さ指数メール配信サービス(熱中症予防情報メール)」というサービスの利用も推奨している。