東京2020パラリンピックの卓球女子・日本代表の竹内望選手(27)がこのほど、三郷市の木津雅晟市長を表敬訪問した。
竹内選手は千葉県鎌ケ谷市出身。出産時、「右上肢分娩まひ」と診断された。
小学4年の時、卓球を始め、「福原愛選手をテレビで見て卓球にはまり、親から当時やっていたテニスとの二者択一を迫られ、父と遊べる卓球を選んだ」と竹内さん。2014年4月、三郷市役所長寿いきがい課主事として入庁。16年に同市教委青少年課主事に異動し、17年1月、卓球に専念するため辞職した。
竹内さんは「苦しんだ時期はたくさんあるが、障害のおかげで今の私がいる。障害は個性の一つ」と話す。また、「大変な状況下でも支えてくれた人たちに感謝の気持ちを忘れず、最高の舞台で最高のパフォーマンスを発揮したい」と力強く決意を述べた。木津市長は「市職員だった竹内さんがパラリンピックに出場することになり、誇りに思う。ぜひ頑張ってもらいたい」と激励した。