うまい肉に合う飲み物は、ワインやビールとは限らない。コーヒーとの取り合わせ、ポピュラーとは言えないが、一度、その“絶妙感”を知ってしまうと、とりこになってしまうかも――。
三郷市早稲田にある「Café puku(プク)」は、カフェでありながら、おいしい肉が食べられると評判の店。地元だけでなく、東京都や千葉県からもうわさを聞きつけて、わざわざ足を運んで来る客も多い。
人気のメニューは、店の名前を冠した「Pukuの肉定食」(200㌘、2200円)。
アメリカ産牛肉の中でも最高級の「Cab(Certified Angus Beef)」を使用している。使われている部位は「さがり」。横隔膜の腰椎に近い肉厚な部分。ホルモンではあるものの、特有のクセはない。柔らかいが赤身肉のような食感を楽しめるのが特徴。定食は、ご飯とみそ汁のお代わりが自由なのもうれしい。
数量限定の「水出しコーヒー」(アイスコーヒー)は、8時間水で抽出するというこだわりよう。「本日のコーヒー」(ホット)(各450円)もあるが、これらのコーヒーが肉の味と引き立て合って、食後には満足感を味わうことができる。
テイクアウト用の弁当もあり、一番人気は、「マスターのお任せA」(1100円)。ふたを開けるまで中身がわからないのが“スリリング”(!)。と言っても、ボリュームもあり満足させてくれる。事前に注文し、受け取り時間を指定すれば、出来立てが提供される。
オーナーの岩城栄治さん(47)は「おなかいっぱいになって、満足して帰ってもらえると思います」と話している。
コロナ禍のため、営業時間は土・日曜が午前8時~午後3時、月、木、金曜が午前10時~午後3時まで。来店時は同店インスタグラムのメッセージでの予約が必要。テイクアウトはTL954・8788で受け付ける。火、水曜定休。駐車場はないが、近くのコインパーキングなどを利用できる。