三郷市戸ヶ崎の認定こども園「埼玉さくら幼稚園」(染谷京子園長)で7日、梅干しづくり体験が行われ、年長、年少の園児111人が参加した。
梅の日(6月6日)にちなんだ食育の一環。2グループに分かれ、約40㌔の紀州梅が用意された。同園職員が梅干しの作り方などを説明した後、年長組が竹串で梅のヘタを取り除く作業を体験した。園児らは、職員が焼酎で梅を殺菌し、塩をもみ込んで、瓶に入れる一連の作業を見守り、「おいしくなあ~れ! おいしくなあ~れ!」と一斉に大合唱した。
また、ホールではスライドを使って、中国から日本に梅が伝わったことや、観賞用だった梅が江戸時代から梅干しや梅酒として食べられるようになった歴史を解説。さらに、梅の産地や毒についてもクイズで学んだ。
同園は「天気のよい日には園内で天日干しをし、調理室に置いて、こどもたちが観察できるようにする」と話す。梅干しは8月頃、完成して会食(給食)メニューの味付けなどに使っていく予定という。