三郷市

三郷市/交通ルール啓発強化 事故防止を呼びかけ

 三郷市交通安全協議会は9月26日、吉川警察署と協力し、「ららぽーと新三郷」(同市新三郷ララシティ)のスカイガーデン・緑の広場で「交通安全街頭キャンペーン」を実施した。

来場した親子に啓発品を手渡し、注意を呼び掛ける江田署長

 同市では一昨年9月に発生した交通死亡事故以来、600日以上交通死亡事故ゼロを更新していたが、今年6月18日と7月17日に相次いで交通死亡事故が発生。このため、街頭キャンペーンで事故防止を訴えた。

 今回は「自転車のヘルメット着用」や「横断歩道の歩行者優先」に重点に置き、市職員や市議、警察職員や交通安全母の会会員ら約100人が、啓発品を来場者に手渡して交通安全を呼びかけた。

 これに先立つ式典で木津雅晟市長は、「自転車のマナー向上や交通ルールの順守、横断歩道での歩行者優先を広く認知してもらい、悲惨な事故の根絶につなげたい」と強調した。同署の江田浩之署長は「管内では事故が増加し、今年すでに4件も死亡事故が発生している」と指摘。「65歳以上、自転車または歩行中が多く、特に自転車の事故が昨年より多くなっている」と事故防止を訴えていた。