三郷市

三郷市/運動で地域経済活性へ

 三郷市茂田井の総合体育館でこのほど、「スポーツセミナー」が行われ、多くの来場者でにぎわった。
 式典で木津雅晟市長は「コロナ禍で中止や縮小していたイベントなどを実施し、地域の経済活性化につなげる。一日スポーツで汗を流し楽しんでもらいたい」と述べた。

 午前中は子ども対象の教室が行われ、児童生徒計約90人が「バスケットボール教室」「ハンドボール教室」「エアロビック体験教室」の3つに分かれて競技を体験した。

 午後は一般の人も参加して、シッティングバレーボールやボッチャなどの「パラスポーツ体験コーナー」、モルック、スポーツチャンバラなど5種目の「その他スポーツ体験コーナー」が実施され、参加者は楽しそうに汗を流していた。

 「ハンドボール教室」では、同市立北中学校の卒業生で、2018年、21年のアジア選手権で準優勝に輝いた、元・女子ハンドボール日本代表の石井優花さん(29)が講師を務めた。石井さんは16年から「オムロンピンディーズ」でプレー。22年のシーズンをもって現役を引退した。現在も東京都港区のオムロン東京事業所に勤めている。

 教室では、ボールに慣れることから始め、パスの練習などを行った後、初心者と経験者に分かれてシュート練習などを行った。最後には、1点先取のミニゲームを実施。参加した子どもたちは短い時間ながら、ハンドボールの楽しさを味わっていた。

 石井さんは「スポーツは自分の心を強くする。心身によい影響をもたらすので、自分の好きなスポーツを見つけ、長く続けてもらいたい」と話していた。