三郷市/子育て支援策の補正予算を上程

　三郷市は29日、市の独自事業として、｢妊産婦移動支援事業｣の助成内容を広げた｢子育て移動支援事業｣実施のため、約800万円の補正予算を定例市議会に上程する。

　｢妊産婦移動支援事業｣は、コロナ禍の長期化などに伴い、昨年度まで、｢新型コロナウイルス感染症対策対応地方創生臨時交付金｣を活用して実施された。子育て世帯に対し、乳幼児健診や育児用品の買い物など外出時の移動を支援するため、1人2万円分のタクシー利用券を配布してきた。これが好評だったため、今回の｢子育て移動支援事業｣につながった。
　対象は、今年4月1日以降に出生した子どもの保護者。助成額は子ども1人当たり1万円で、タクシー利用券、路線バス回数券、自動車燃料助成券のいずれかを選ぶことができる。対象者数は1000人を想定。申請は2次元コード付きの申請書による電子申請を予定している。

　担当する同市子ども支援課では、補正予算案が成立した場合、秋頃の実施を想定しており、｢子育てには必要な買い物など外出する機会も多いので、ぜひ利用を｣と話している。