三郷市の緑化啓発事業「第31回春の花いっぱい運動」が大型連休初日の4月29日、早稲田公園で行われた。
4月15日から5月14日までの「みどりの月間」にちなみ、三郷市と三郷ロータリークラブ(石山隆会長)が共催して実施している事業。「みどりと〝友〟に健やかに成長するガーデンシティみさと」をスローガンに、地域住民に緑化意識の向上と啓発に努めることを目的としている。
開会式で、木津市長は「花のまちを目指したい。緑化を推進したい」と、緑のまち作りへの意欲を改めて表明。石山会長は「花を植えることにより、周りの人も自分の心も豊かにしていただきたい」と、この運動の重要性を強調した。
コロナ禍で2020、21年と2年連続で中止となり、昨年ようやく再開して2年目。今回も、住民ら約500人が待ちわびたように開場前から詰めかけ、長蛇の列に。開会式後、木津市長と石山会長が草花の配布エリアで来場者に草花を手渡した。さらに次のエリアでは、ツツジ、アジサイ、ブルーベリーなど30種類以上の苗木の中から一つを選ぶことができ、来場者は大満足の様子だった。
来場者は60歳代が大半を占め、また常連の人も多かったのか、「実がなった」「花が咲いた」などと草花談話が会場を彩っていた。
草花、苗木は各1000個、計2000個が用意されたが、計約1000人が来場したとあって瞬く間に無くなっていき、約1時間15分で配布終了。大盛況の下、幕を閉じた。 (都)
花いっぱい運動 住民らで大盛況 三郷