松伏町ゆめみ野の県立越谷西特別支援学校松伏分校(長島裕輔校長)でこのほど、特別授業「出張型スポーツSDGs in松伏分校」が行われた。プロビーチバレーアスリート、小島利治さん(39)が代表を務める「アスリートのチカラ」のメンバー約10人が全校生徒約40人に、さまざまな運動を指導したり、パラグアイとオンラインでつないで国際交流を体験させたりした。
「アスリートのチカラ」は、市民、企業、行政の間での人・情報・経済の流れの創出や、スポーツを通じたSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた活動を展開している。特に子どもたちには、スポーツ教育や異文化・国際理解教育を通じて、自ら学び、考え、行動することを後押ししている。
生徒たちは体育館の床に敷かれた人工芝の上で、ビーチバレーの基本練習や音楽に合わせて行うスポーツリズムトレーニングなどを体験。両手をついて足を前後に大きく動かす運動では「きつい!」と連発しながら、最後までやり通していた。
続いて生徒ホールに移動し、パラグアイにいるビーチバレー選手とビデオ通話し、スペイン語で体全体を使ってコミュニケーションを取った。生徒たちは「疲れたけど、最後は楽しんでできた」「体を動かすのは苦手だが、外国とつながるのは楽しい」などと話していた。
松伏町/ビーチバレー選手 特別支援学校で運動指導