2022年分の所得税などの確定申告が16日から始まるのを前に、越谷税務署は9日、越谷市役所で、福田晃市長にスマートフォンとマイナンバーカードを使った電子申告「e-Tax(イータックス)」を体験してもらった。
マイナンバーカードを持っている場合、スマホアプリ「マイナポータル」を使うと、専用のカードリーダーがなくてもスマホとパソコンから申告できるようになった。
福田市長は同税務署職員の手ほどきを受けながら、配布された「確定申告等作成コーナー入力マニュアル」に印刷された二次元コードをスマホで読み取り、マイナンバーカードの情報と連携させて申告していく手順を確認していた。
「マイナポータル」に登録された、ふるさと納税や医療費控除の額などを自動で入力し、約10分で手続きが完了した。
福田市長は「とても手軽に操作できると感じました。申告の際も自動的に計算してくれる項目が多くて、入力の手間が少ない。以前はパソコンを使って申告していましたが、マイナポータルは便利。手続きの便利さが進化していますね」と驚いていた。
同税務署の桐原次弥署長は「国税庁では、マイナンバーカードとスマホを使った申告を勧めている。当税務署の申告会場では、『スマホによる申告体験コーナー』を新たに開設しました。職員がついてアドバイスしますので、多くの方にぜひ体験してほしい」と呼びかけていた。
同税務署は越谷市レイクタウンの商業施設「イオンレイクタウン」kaze3階イオンホールで3月15日まで確定申告を受け付けている。申告会場へは入場整理券が必要。整理券は国税庁LINE公式アカウントからオンラインで事前発行できる。
<問い合わせ>越谷税務署☎965・8111。
越谷・福田市長、スマホで確定申告体験 アプリ利用で