越谷市の伝統工芸の「越谷だるま」に自由に絵付けしてオリジナルの「自分だるま」を作り、合格や恋愛成就などを祈願するイベントが、21日、同市大沢の香取神社で開かれ、約50組の家族らが、だるま作りを楽しんだ。
一般社団法人越谷市観光協会が、「開運お札付き!一粒万倍日(ルビ・いちりゅうまんばいび)に運気アップ」をテーマに企画した。
「一粒万倍日」は、「一粒の籾(ルビ・もみ)が何倍にも成長して大きな利益をもたらす日」のこと。仕事始めや開店、種まき、財布の使い始めに最適とされ、21日が「一粒万倍日」にあるという。
参加者たちは、境内に設けられた特設テント内で、高さ10㌢のだるまに絵筆を使い、思い思いの絵の具で色付けしていった。指導したのは、市内の「まち未来創造塾」伝統工芸チームのメンバー。
参加した藤堂葵衣(ルビ・あおい)さん(11)(小学5年)は「絵の具はすぐに乾くので、早いスピードで塗らないといけないので意外と難しかった」と話していた。
境内では、「だるま市」と「みに縁日」が同時開催された。「みに縁日」は、文教大学(同市南荻島)のボランティアサークル「くらうど」の学生たちが開設。「輪投げ」や「射的」などのアトラクションを子どもたちが人気を呼んでいた。
また、「だるま市」で購入した「白だるま」に自由にペイントして、写真を応募する「第1回越谷創作だるまコンテスト」も来年1月15日まで行われる。
だるまの絵付け親子が楽しむ・越谷香取神社