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越谷/保育に紙芝居 韓国で紹介 埼玉東萌短大・前徳教授

ソウルでの紙芝居文化講演で発表する前徳教授
ソウルでの紙芝居文化講演で発表する前徳教授


 韓国ソウルでこのほど行われた第2回紙芝居文化講演「紙芝居を演じるすばらしい紙芝居の世界」に、日本から埼玉東萌短期大学幼児保育学科の前徳明子教授ら4人が講師として招待された。
 前徳教授は、梨花女子大、明知大、培花女子大で「紙芝居と保育」を担当。教授が脚本・絵を担当した紙芝居「くらべっこ くらべっこ」(童心社刊)を演じた後、春日部市のかすかべそらら保育園で行われている、この紙芝居を活用した保育実践を紹介した。
 前徳教授は、「多くの学生や先生方が紙芝居に興味を持って参加してくれた」とし、「紙芝居に込められた思いや日本の文化財である紙芝居が子どもたちの生活の中で『生きる意味』や『生きる喜び』を与えていることを韓国の学生にも伝えることができた」と話していた。
 これに先立ちさいたま市で開かれた「第27回紙芝居サミット『育ちあう紙芝居の輪』―地域をこえて、国をこえて―」では、「紙芝居を通した韓国との交流 紙芝居実演」コーナーが設けられた。前徳教授は事前に韓国紙芝居文化研究会運営委員に韓国語に翻訳してもらった「くらべっこ くらべっこ」を演じた。また、文化の違いによる翻訳の難しさや違いなどについて同研究会の蔡京希代表が講演した。