焼き菓子を作って、スマートフォンで“映える写真”を撮ろう、という講座が6日と12日、越谷市越ヶ谷の洋菓子店「洋菓子処 伸~SHIN~」で開かれ、親子ら24人が参加した。
「越谷中央商店会」と「越谷新町商店会」、「越谷商工会議所」の3者による「第9回越谷まちゼミ」の一つ。「まちゼミ」は、商店の経営者らが講師となり、参加者に無料でプロの技術を伝えるミニ講座。
「初めての焼き菓子作り&映える写真の撮り方」は、同店のオーナーパティシエの波多野伸太郎さん(39)と旅フォトグラファーの清水綾さん(38)が講師となり、参加者は焼き菓子「フィナンシェ」作りに挑戦した。
参加者らは、波多野さんの手ほどきを受け、泡立て器を使って材料を混ぜる作業や、型に入れる作業などに熱中した。「早くできないかな」と子どもたちはうれしそう。 焼き上がるまでの間に「写真講座」が開かれ、清水さんは「撮影したい“主役”や背景を決め、構図を考えるといい写真が撮影できる」とアドバイスした。
フィナンシェが出来上がると撮影会。植物の葉などをあしらって皿に載せるなど、それぞれ工夫しながら撮影した。松村瑠美さん(40)と長女の咲希さん(9)、長男、祐希くん(4)の親子は「フィナンシェは想像以上に簡単に作れたし、写真も勉強になった」と笑顔で話した。波多野さんは「こうした取り組みが商店会の活性化につながれば」と話していた。
焼き菓子を作って撮影・越谷「まちゼミ」楽しむ