越谷市大沢の香取神社で15日、「第20回神社deままマルシェ」(神社でままマルシェ実行委員会主催、同市後援)が開かれ、多くの親子連れらでにぎわった。
マルシェとはフランス語の「市場」。「ままマルシェ」は、女性の起業応援や育児中の女性の息抜きや情報交換の場として、2019年3月から毎月第3金曜に開かれてきた。しかし、今年は緊急事態宣言で2か月間中止され、今回は3か月ぶりの開催。
今回はハロウィーンがテーマで、44の出店があり、ヨガ、音楽ステージなども。同神社社務所には30分無料の託児室も設けられた。
“目玉”は0~3歳児を育児中の母親が参加できる交流会「神社de気軽に子育てサロン」。進行はボランティアの母親らで、30分ごとに参加者が入れ替わり、身近な悩みごとを話し合った。進行役も乳幼児を子育て中の母親とあって、「離乳食を食べてくれない」「おむつがなかなか取れない」など共通の体験を披露しながら、和やかな交流会となった。
1歳6か月の長女を連れて初めて参加した会社員、角尾亜由美さん(30)(さいたま市)は「同世代のママたちがたくさん集まって情報交換できるのが楽しい。お店の数も多いので、刺激にもなった」と笑顔で話していた。
同イベント実行委員長の増田具子さん(44)は「ママの孤立が問題なので、交流できる場所を作った。育児のささいな悩みも気軽に話をし、共有してもらえれば。共感してもらうだけで心が軽くなる」と話していた。今後も引き続き、マルシェを毎月第3金曜に開催していくという。
ママたちの”息抜きの場”にぎわう・越谷「神社deままマルシェ」