越谷市

越谷/空き家利活用例を紹介

NPO団体が相談会

空き家の利活用例について
説明する若色代表理事(右)
空き家の利活用例について説明する若色代表理事(右)

 「越谷市空き家利活用展」が6~13日、越谷市役所エントランス棟・多目的ホールで行われた。「空き家再生BEFORE→AFTER in KOSHIGAYA」と題し、空き家の利活用事例が紹介された。初日には54人が来場、3人が相談を依頼するなど、関心の高さをうかがわせた。
 主催したのは、2021年から空き家対策に取り組み、「空き家相談会」や「空き家バンク」を運営しているNPO法人「越谷市住まい・まちづくりセンター」(若色欣爾代表理事)。これまで携わってきた空き家の利活用事例をパネル展示し、空き家化の予防や居住福祉としての活用を提案し、相談も受け付けた。
 事例として紹介された同市恩間の子ども食堂「コミュニティ食堂なないろりんご」は、建物の持ち主が1階のみを貸したいと考え、1階を借りたいという「おやつ工房ひびのや」と希望が合致し、現在、2階は持ち主の物置き、1階は子ども食堂などに使われている。建物と公道の間に私道が入る物件の相談を受けた時は、仲介して私道の使用許可を取り付けた話などが紹介されていた。