越谷市

越谷/ヨーガ療法で健康に サークル活動20年以上

須藤さん(中央)の指導で体を動かすサークルメンバー
須藤さん(中央)の指導で体を動かすサークルメンバー


 「ヨーガ療法」の市民サークル「リラックスヨーガサークル」(関口祐美子代表)が20年以上にわたり、越谷市の蒲生地区センター・公民館で活動を続けている。参加者は「始めてから健康と感じる」と口々に話している。
 「両手を頭の後ろで組んで押しながら倒して5呼吸」。日本ヨーガ療法学会の認定ヨーガ療法士、須藤悦子さんの指導でメンバーたちはゆっくり体を動かす。「今度は息を吐きながら戻して5呼吸。手を下ろしてリラックスポーズ。緊張からの弛緩(しかん)を感じて」。
 活動は月3回、木曜午前10時から11時半まで。現在のメンバーは4人だ。
 関口さんは「子どもが大きくなって余裕ができた時、このサークルを立ち上げたママ友に誘われて入った」という。それから約15年。「市民運動会に参加しても前より動けるようになった」と話す。
 7、8年前、入会した森田みゆきさんは、「膝が痛くて床に座れなかったけど、しばらく参加していたらいつの間にか正座ができるようになった」という。
 取材の前に実際に体験してみると、体が楽になり、だんだん温まってきた。
 須藤さんは22年前、師の木村慧心・同学会理事長が伝統的ヨガを基に、身体機能の回復を図り、精神的な健康も向上させるヨーガ療法を創始したのに従ってヨーガ療法士となった。
 「高齢化社会だからこそ、いつまでも健康でいたい。一度試してほしい」と須藤さんは話している。
 同サークルの問い合わせは同地区センター・公民館☎988・0600。
 (この記事は、東武よみうり新聞社で職場体験学習を行った越谷市立大相模中学校2年の野口莉緒さん(14)と木内萌々香さん(14)が書いた記事に編集部で手を入れたものです)