越谷市

越谷/プロレスで詐欺防止PR 越谷署とタッグ

プロレスで特殊詐欺防止を訴えた雫選手(前列中央)ら参加者
プロレスで特殊詐欺防止を訴えた雫選手(前列中央)ら参加者


 プロレスで特殊詐欺撲滅を目指す無料イベント「プロレスで特殊詐欺から3カウント」が10月26日、東武スカイツリーライン北越谷駅西口のさくら広場で行われ、約500人が熱い声援を送った。プロレスラー兼僧侶で、越谷警察署協議会委員、スマイルアドバイザーを務める雫有希選手が主催した。
 この興行は、プロレスと特殊詐欺防止キャンペーンを融合し、地域の安全と安心を守り、特殊詐欺被害を減らすのが目的。同市は詐欺被害が多く、撲滅に向けてプロレスと同署がタッグを組んだ形だ。
 試合前には寸劇を三つ行った。レスラーと警官が還付金詐欺やオレオレ詐欺の犯人や被害者役を演じ、注意を呼びかけた。最後は、アブドーラ小林が犯罪者を正義のバカチンガーエルボーで倒し、会場から大きな歓声が上がった。その他、同署によるパトカーや白バイの展示なども行われた。
 メインイベントには雫選手が登場。BRS認定SPYNKY選手権が行われ、雫選手がデスバレーボムで4度目の防衛を果たすと、同署の地域課長からチャンピオンベルトが巻かれた。
 雫選手には啓発イベント開催などの功績で同署から感謝状が贈られた。雫選手は「プロレスラーによる迫力ある試合を楽しみ、プロレスを通じて力強さと勇気を、そして正義のメッセージが伝えられたら」と話していた。