産業フェスタにぎわう
市内の商工業者が一堂に会する越谷市内最大の産業イベント「こしがや産業フェスタ2024」が10月26、27の両日、同市立総合体育館で行われ、延べ11万人が来場した。市内の商工業者の出展や地場産品の販売PR、ものづくり体験などで、地域産業の活性化を促進するイベントだ。
市内の自動車部品メーカー「明和」(藤森正信代表取締役)が埼玉大学大学院と共同開発した、車のアクセルとブレーキによる踏み間違え事故防止装置「アクセルブレーカー」のコーナーでは、多くの来場者が体験試乗を行った。産業ブースでは、木材加工の野瀬銘木店が端材を使った「まな板」を1000円で販売し、人気を集めていた。かばん卸専門店のティーアンドエスは、傷ありやモデル落ちなどのアウトレットのスーツケースを最大84%オフで販売していた。「お客さまのニーズに合ったものをお薦めしてます」と、広報の大谷梨沙さんは対応に追われていた。
一方、市民球場では、マウンドから野球ボールが投げられる「スピードガンコンテスト」など新しいイベントが登場。毎年恒例の名物「こしがや鴨ネギ鍋」は27日に行われ、大行列ができていた。食べ物ブースでは、こしがや愛されグルメ「太郎兵衛もち」のあんこ、からみ、きなこ3種が販売され、昼前には90㌔用意したもち米が完売した。家族4人で来場した唐澤知宙さん(41)は、「入ったことがない地元の店が出ているので、毎年楽しみにしている。今年もおいしい発見があれば」と食べ物に舌鼓を打っていた。