越谷税務署管内納税貯蓄組合(飯田房義会長)はこのほど、越谷税務署の協力で、越谷市立千間台中学校(上野雅祥校長)で3年生約180人を対象に「租税教室」を開いた。
テーマは国の財政・税金について学ぶこと。講師は、公立中学校の生徒1人当たりの年間教育費が107万円になるなど、市内の学校、消防署、警察署などで税金が使われていると紹介した。
その上で、日本に税金は約50種類あるが、集め方のキーワードは「公平を目指して」で、①みんなから同じ金額②持っている人が全額負担③みんなから同じ率④負担能力に応じて―を組み合わせて構成していると説明した。
最後に、日本は国民が主人公で、税金の決め方は国会で決められると締めくくった。
生徒からは「大人への一歩という感じがした」との声が出た。上野校長は「納税者として社会や国のあり方を主体的に考えられる大人に成長してほしい」と話していた。 (要)
越谷/中3対象に租税教室