松伏町 越谷市

越谷・松伏/秋祭り、各地でにぎわう

越谷は地産ネギ大人気

越谷ネギ版倍に長蛇の列ができた
越谷ネギ版倍に長蛇の列ができた

 「第49回越谷市民まつり」が10月20日、越谷市役所周辺エリアで開かれ、約18万人でにぎわった。
 「ふるさと越谷」を盛り上げ、「心のふれあい」を目的に、毎年行われている「市民の手づくりによる、市民のための市民祭り」で、越谷の秋を彩る一大イベントとなっている。
 今年は、新たに完成したエントランスホール棟も含めた市役所周辺が会場となり、市民団体などのブース出店、ステージイベント、大道芸人などが祭りを盛り上げた。
 越谷人権擁護委員協議会越谷部会は「人権擁護委員について多くの人に知ってもらえたら」と、地元PRのキャラクターで「越谷特別市民」のガーヤちゃんに一日人権擁護委員を委嘱した。
 大人気だったのは、地場産「越谷ネギ」の販売。同市農業団体連合会の売り場には9時の販売開始と同時に長蛇の列ができ、1袋400円で530袋用意されたネギが次々に売れていった。大根も1本200円で、午前中には150本が売り切れた。毎年買いに来るという熊谷達男さん(71)と久美子さん(69)は「目的は越谷ネギ。おいしいです」と話していた。
 コメも人気で、越谷産米1㌔・㌘500円で販売されたところ、10時30分には180㌔・㌘分が売り切れた。同市花田のいちご園ラフレーズは、「紅ほっぺ」の苗を2株200円、レクチャー付きで販売していた。
 市役所と隣接する中央市民会館のステージでは、喜楽亭笑五さんの笑福おどり「酔いどれ」が会場を盛り上げた。
 昨年は、市役所が工事中だったため、会場が越谷駅前や旧国道4号線などに分散した。今年は1か所での開催となり、昨年以上のにぎわいとなった。11歳の娘と来場した酒井雄児さん(44)は、「ネットを見てきた。フラフラ見て食べて楽しみます」と話していた。

松伏ではコスモス摘みも

祭り終了後には、花の摘み取りも行われた。
祭り終了後には、花の摘み取りも行われた。

 地域のコミュニティーを豊かにし、安全安心な暮らしができるまちづくりを目的に、「まつぶし町民まつり2024」が10月20日、松伏町の県営まつぶし緑の丘公園で催され、多くの人が訪れた。松伏町と松伏町教育委員会が主催した。
 コロナ禍と昨年の雨天中止で、開催は2019年以来5年ぶり。以前は同町ゆめみ野東の松伏記念公園で行われていたが、今年は会場をより広い場所に移した。エアー遊具、ストラックアウトなど遊びのコーナーを広く取り、遊歩道には行政機関や町民活動団体のブースや店舗がズラリと並んだ。子どもを遊ばせながら買い物し、町民たちは休日のひと時を楽しんでいた。
 「仮面ライダーガヴショー」は子どもたちに人気で、サイン会には長蛇の列ができた。また、同町が東日本大震災から交流を続けている宮城県山元町特産のリンゴが販売され、1時間足らずで260袋が完売した。
 丸山康治さん(72)と雅子さん(70)に連れられてきた孫の野口朋恵さん(7)は、「スライム作りが楽しかった」と話していた。
 実行委員会は、計約1000台分の駐車場を確保していたが、それ以上の来場者にうれしい悲鳴を上げていた。
 同時に行われた「秋の花まつり」では、午後3時30分の閉会と同時にコスモスの摘み取りがあり、来場者を二重に楽しませていた。