越谷市

越谷/蜜蝋でエコラップ作り

抗菌作用で野菜長持ち 越谷・よつばカフェ

飯島さん(右から4人目)の指導で蜜蝋のエコラップを作る参加者たち
飯島さん(右から4人目)の指導で蜜蝋のエコラップを作る参加者たち

 って繰り返し使える「蜜蝋(みつろう)」を使ったエコラップ作りがこのほど、東越谷の「よつばカフェ」で行われた。ワンコイン500円のワークショップで、「以前からやりたかった」という30~80代の女性6人が集まった。「きせつの台所」の飯島有里さんが講師を務めた。
 蜜蝋は、ハチミツのしぼりかすからゴミを取りろ過したものだ。綿か綿麻の生地に蜜蝋をちぎって置き、クッキングシートの上からアイロンをあてて塗りつけると蜜蝋ラップが出来上がる。蜜蝋の抗菌作用で包んでおけば野菜が長持ちし、適度な通気性と密閉性で自然な状態で食品を保存できるのが特長だ。野菜、果物、おにぎり、パンなどを直接包むことができる。また、手の熱で器の形になじませて使用することができるので、ビンや皿にちょっとふたをするのに便利だ。洗って何度も使えるエコラップなので、大きさ次第でいろいろなものに活用できると、飯島さんは使用方法を参加者に説明した。
 今回は、蜜蝋ラップをピンキングバサミで長細く切って巻き付け、ろうそくも製作した。布を巻いて作ったろうそくはカラフルで、3㌢くらいのもので約10分間ともる。猫などの形にもなるので、部屋飾りにも人気があるという。よつばカフェには、手作り作家の棚が一面にある。棚の蜜蝋が気になっていたという大谷馨さんは「かわいすぎて、どうしようと思った時にワークショップがあったから参加した」と話した。孫の土方舞巳華さんと一緒に参加した山本幸子さんは「なかなか一人じゃできない」と楽しんだ。「今度はキャベツを包むためのラップを作りたい」と佐藤郁子さんは目を輝かせた。「蜜蝋ラップは、気になっているけど手が出せない、市販品がないなどという声がある。永久的に使えてエコなので、ぜひ作って利用してほしい」と飯島さんは話していた。
 よつばカフェでは、棚貸し作家がワークショップを開催している。
<問い合わせ>
よつばカフェ☎070・3352・4280