越谷税務署管内納税貯蓄組合連合会(飯田房義会長)と越谷税務署(宮澤康洋署長)は9月24日、同税務署会議室で、中学生の「税についての作文」コンクールの審査会を開いた。管内35校中33校から6787点の応募があった。
作文には、家族が重い病気にかかって病院で治療を受けた際の多額の治療費を税金が救ってくれたという記述のほか、消費税の税率が高い国ほど国民の幸福度が高い傾向にあることが分かったというものなど、質の高い作品が多かった。
審査に当たった同組合の飯田房義会長は「税金や社会に対する関心の高さとインターネットを使いこなす学習能力に感激した」と指摘。同税務署の宮澤署長も「自分で調べたり家族で話し合ったりして、税の意義や役割を正しく理解していく様子がうかがえ、皆さんの気づきや探究心に感心させられる」と強調した。
今後は、県、全国での審査を経て内閣総理大臣賞など各賞が決まる。優秀作品は11月の「税を考える週間」を中心に表彰式や展示会が予定されている。 (要)
越谷/中学生「税の作文」審査 33校応募