障害者が活躍する職場に
越谷市の住宅メーカー、ポラスグループの特例子会社、ポラスシェアード(株)(中内晃次郎代表取締役)が、「令和6年度障害者雇用職場改善好事例」で「優秀賞」を受賞した。
障害者雇用において、管理や環境などを改善工夫し、さまざまな取り組みを行っている事業所から、他の事業所のモデルとなる好事例を募集するもので、厚生労働大臣賞、優秀賞、奨励賞が選出される。
同社は、加齢に伴う作業能力の低下に対して、定型作業のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)化や業務マニュアルの動画化などを推進。作業効率の維持・向上を図るなどの取り組みが評価された。
特例子会社とは、障害者雇用に特別の配慮をする子会社のこと。同社は2015年、障害のある人、ない人双方にとって、働きがいのある職場環境を目指し設立された。今年8月時点で従業員77人中46人が障害者で、越谷市初の特例子会社に認定された。ポラスグループ各社の運営に伴う設計補助業務や事務などの代行業務を行っている。
創業55年を迎えたポラスグループでは、「今後も障害のある方々が働きやすく、能力を伸ばせる職場づくりを進めていく」と話している。