越谷市

越谷/軟骨伝導活用 市が窓口にイヤホン

個人情報伝達に配慮


 越谷市は1日から、難聴などで会話が聞き取りにくい人に安心して相談や手続きをしてもらおうと、「軟骨伝導イヤホン」を導入した。
 設置されるのは、高齢者の来庁が多い地域包括ケア課(第二庁舎1階)と、障害者の来庁が多い障害福祉課(第三庁舎1階)で、各1台を設置する。導入費用は2台計約6万円。
 軟骨伝導イヤホンの導入は、9月定例市議会の一般質問でも提案があった。
 軟骨伝導イヤホンを使用することで、音声を明瞭に伝えることができるため、耳の聞こえづらさのため大きな声で会話し、周囲に個人情報を聞かれてしまうリスクを軽減できるほか、通常のイヤホンと異なり耳の穴に入れる必要がないため、汚れにくく、不特定多数の人が利用できる利点があるという。
 市では、携帯が容易なため、窓口だけでなく、訪問の際にも活用していくとしている。