野趣あふれる庭園舞台で能と狂言に親しむ「第12回こしがや紅葉能」が10月14日(月・祝)、越谷市花田の「越谷市日本文化伝承の館 こしがや能楽堂」で開かれる。伝承文化としての能楽を普及・啓発し、能楽師らとの交流を図るため、こしがや紅葉能実行委員会(藤井潔実行委員長)が開く。
第2部は午後4時開演。重要無形文化財総合指定保持者の本田光洋師による仕舞「野宮(ののみや)」、同保持者の三宅右近師らによる狂言「腰祈(こしいのり)」、同保持者の本田芳樹師らによる能「葵上(あおいのうえ)」が演じられる。
「葵上」は源氏物語を下敷きとする「源氏もの」の人気曲。舞台には、六條の御息所(みやすどころ)の光源氏へ募る恋心が狂おしいほどにあふれる。解説は本田光洋師。
入場料は3000円(全席自由)。
これに先立ち、午前10時から第1部「同門会発表会」が開かれる(入場無料)。
入場券の問い合わせは同実行員会の本田さん☎080・3020・5700。
越谷/庭園舞台で幽玄の世界へ 来月「こしがや紅葉能」