越谷市

越谷/珠玉の名曲を堪能

読売サロンコンサート

名曲を披露する読響
のエルダー楽員たち
名曲を披露する読響のエルダー楽員たち

 地元の人に音楽を楽しんでもらおうと、読売日本交響楽団エルダー楽員によるアンサンブル演奏「読売サロン・コンサートin越谷」が8月19日、越谷市中央民会館で開かれ、多くの聴衆が名曲の数々に酔いしれた。県東部読売会南支部(酒井孝夫支部長)と公益財団法人読売日本交響楽団が主催し、読売新聞東京本社が協力した。
 チャリティーイベントとして開催され、チケット料金1000円の一部は日本赤十字社に寄付された。人気イベントとあって、チケットは前売りの段階で完売した。
 この日は、読響OB(元楽団員)で構成されるエルダー楽員から、クラリネット、バイオリン、コントラバス、ピアノなど7人が出演。演奏曲目は、ストラビンスキー作曲バレエ組曲「プルチネルラ」から「シンフォニア」、坂本龍一作曲「戦場のメリークリスマス」、チャイコフスキー作曲バレエ音楽「くるみ割り人形」から「花のワルツ」などと、アンコールを合わせた12曲。集まった266人の観客に迫力のある演奏と美しいアンサンブルを披露した。
 小泉務さん、典子さんら家族と一緒に来場した祐人さん(11)と慶人さん(7)は「楽しかった。夏休みのいい思い出になった」とうれしそうに話していた。読売サロン・コンサートは初めてという70代女性の渡辺さんは、「曲目を見たら知っている曲が多かったので申し込んだ。楽しめました」と満喫していた。
 読響エルダー楽員は地域コンサートのほかに、学校、ワークショップ、特別公演など、イベントや記念行事で演奏を行っている。豊富な経験と技術を生かして、音楽の普及と教育に力を入れている。
 読売サロン・コンサートは年間約40公演が予定されている。「今後も地域の人たちとできる企画を考えている」と関係者は話していた