越谷市

越谷/暑熱シェルター イオンレイクタウンに

「民間協力に感謝」

レイクタウンで行われた指定暑熱避難施設の協定締結式
レイクタウンで行われた指定暑熱避難施設の協定締結式

 越谷市とイオンレイクタウンは11日、イオンレイクタウンkaze翼の広場で、気候変動適応法に基づく「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」の協定締結式を行った。同市は、危険な暑さから避難できる場所として保健センターや公民館など公共施設18か所を指定しホームページで公表しているが、民間施設との協定締結は近隣自治体では初めてという。
 連日猛暑が続く中、同市がイオンレイクタウン側に協力を要請した。民間施設を避難施設に指定する場合、協定を締結する必要があるため、市民にも知ってもらおうと同所で締結式を行った。協定によると、イオンレイクタウンはkaze、mori、アウトレットの3施設を避難施設とし、「避難利用者が来た時に冷房設備の下、受け入れを行う」としている。
 期間は4月の第4週水曜日から10月の第4水曜日までで、同市を含むエリアに「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合に開放される。
 福田晃市長は「民間の協力で多くの市民がクーリングシェルターを確保できることになった」と謝意を表明。レイクタウンmoriの加宅田望ゼネラルマネージャーは「ここに来て快適に過ごしてほしい。家庭の省エネにもなる。熱中症予防対策を取りましょう」と来場を歓迎した。
 市内在住の内藤越夫さん(68)夫妻は「こういう試みはいいと思う。いつも涼みに来ている。歩くのも健康にいい」と話していた。