越谷市役所で 運送会社に感謝状
関東一円で運送業を営む関根エンタープライズ(関根崇裕代表。本社・越谷市増森)はこのほど、越谷市消防行政に対し100万2130円を寄付した。これを受けて同市は3日、市役所で感謝状贈呈式を行い、福田晃市長が謝意を伝えた。
同社は、4年間にわたる花火イベントや8年間のチャリティー餅つきなどで協賛金を募り、消防、警察、小学校、子ども食堂などに寄付してきた。消防への寄付は2022年9月の125万円に次いで2度目。前回の寄付で同市は、救急車で傷病者を搬送する際に使う「アイソレーター(無菌グローブボックス)」を購入できた。
福田市長は「景気が良ければ税収が増えるが、なかなかそういかない。寄付をいただきありがたい」と感謝した。
関根代表は「初めは協賛金を集めるのが大変だったが、動画や活動内容を伝えることで、共感してもらえるようになってきた」と話した。同社は創業34年で、「来年もこの市で経営できることに感謝して、続けていきたい。みんなに憧れられる会社、業界でありたい」と今後の活動を約束した。
感謝状贈呈式には、同社から高橋功取締役、同市から中井淳消防長、菊名征久消防次長も出席した。