越谷市

越谷/優雅に咲き並ぶハナショウブ

葛西用水で見頃

葛西用水で見頃を迎えたハナショウブ
葛西用水で見頃を迎えたハナショウブ

 越谷市役所の前を流れる葛西用水でハナショウブが見頃を迎えている。今年は5月中旬から咲き初め、紫や黄色の花が目を楽しませている。
 「ショウブ」は、アヤメ科の多年草ノハナショウブから改良して作られた園芸種で、正しい植物名は「ハナショウブ」。間違えやすいものとして、「アヤメ」、「カキツバタ」がある。ショウブとカキツバタは湿地で育つが、アヤメは明るい草原で咲く。ハナショウブは花びらに黄色い筋があり、カキツバタは花びらの付け根に白い筋があることで見分ける。端午の節句に入る菖しょう蒲ぶ湯ゆの「菖蒲」はショウブ科で、ハナショウブとは全く違う植物。混同しないよう花が咲く菖蒲を「ハナショウブ」と呼んでいる。
 ランチの前にハナショウブを見ようと訪れた3人連れの70 代女性は、「咲いているかなと思ってきてみたら、きれいに咲いていて良かった。いい日になりそう」とうれしそうに観賞していた。