姉妹都市40年 豪使節団と友好深める
越谷市との姉妹都市提携40周年を記念して、オーストラリア・キャンベルタウン市の使節団が越谷市を訪問した。一行は5月28日、同市東大沢のキャンベルタウン公園(鷺高第五公園)で記念植樹を行った。
越谷市から福田晃市長キャンベルタウン市からジョージ・グレイス市長が出席。一緒に2本のソメイヨシノに土をかけて、植樹した。
29日には市役所で、両市が今後さらに友好関係を深めていくとする声明文に調印した。福田市長は「先人たちの交流の積み重ねがあって今がある。それを守っていきたい」と述べた。
越谷市は1984年、豪日交流基金に都市交流を申し入れたところキャンベルタウン市を紹介され、交流が始まった。越谷市は鷺高第五公園の愛称を「キャンベルタウン公園」とし、86年に初の青少年使節団を派遣。95年には「キャンベルタウン野鳥の森」を開園キャンベルタウン市から貴重な野鳥が寄贈された。一方、キャンベルタウン市は「コシガヤパーク」を開園。越谷市が贈呈した茶室「越谷亭」をアートギャラリー(現アートセンター)敷地内に造った。96年には、両市職員の人事交流を開始した。
今年4月には福田市長、島田議長ら使節団5人がキャンベルタウン市を訪問し、記念樹の植樹などを行っている。