越谷市弥栄町の無職、村上瑛子さん(77)の自宅庭に南アフリカ原産のユニークなヒガンバナ「マユハケオモト」の赤い花が咲き、近所の話題になっている。
「マユハケオモト」はヒガンバナ科の球根植物。8月下旬から順次20個ほどの花が開いた。花は赤い丸い刷毛(はけ)のような形で直径は約5㌢。村上さんは鉢で育てており、16日からは、白い花も咲き始めた。
「マユハケオモト」は約30年前、村上さんが千葉県野田市の清水公園を散策中に見つけ、公園管理事務所から好意で譲ってもらったという。村上さんは「これまでも花は順番に咲いていたけれど、今年は赤い花がいっぺんに咲いて驚いた」と話している。
陶芸が趣味の村上さん。花の鉢はすべて手作り。自宅庭では、「マユハケオモト」のほかに約120種類の草花を栽培している。鉢もさまざまな形のものを作っている。「花を育てるのと陶芸作品が生きがい」と村上さんは笑顔で話していた。