越谷市の新年度当初予算案は、一般会計が1157億円で、前年度比3・5%増の過去最大規模となった。介護保険など7つの特別会計は613億9200万円で同3・4%増。病院事業会計は145億2980万円で同8・8%増。公共下水道事業会計は104億6740万円で同2・7%増。総額は2020億8920万円で同比3・8%増となった。
主な事業は、災害時の防災拠点ともなる、市内10番目の大型館「大袋地区センター・公民館」整備事業(2026年度供用開始予定)に7億4295万円、大雨時の浸水被害軽減を図るため排水ポンプなどを整備する応急対策事業に4億7490万円、市民活動支援センターの一部を改修して、増加する外国人市民の支援拠点を整備する「(仮称)多文化共生推進センター」整備事業に2100万円など。
また、26年度から県東部7市町の消防指令業務を共同で行う「共同消防指令センター」の整備事業に3億440万円、消防指令システムを整備する事業に6033万円、安全・安心で快適な教育環境の確保と災害時における避難所の暑熱対策のため、小学校9校、中学校8校の屋内運動場や武道場に空調設備を設置する事業に25億8810万円など。
子ども医療費の支給対象を高校修了まで拡大する事業に13億5005万円、大沢第一、中央の両保育所を一体化し「(仮称)緑の森公園保育所」(25年度開所予定)として建て替える事業に9億7764万円、待機児童解消のため、大袋、荻島の両学童保育室を建設する事業に2億4001万円、平方など4学童保育室の改修に9500万円などとなっている。
越谷/浸水や災害時対策1157億円 新年度当初予算