｢110番の日｣ＰＲ一日警察署長に
越谷警察署(赤星誠署長)は１月19日、越谷市出身でアイドルグループＮＧＴ48元メンバーの荻野由佳さんを一日警察署長に委嘱し、コモディイイダ越谷店駐車場で｢１１０番の日｣(１月10日)にちなんだ防災キャンペーン(震災対処訓練)を実施した。１１０番通報や警察相談専用電話｢＃９１１０(シャープ･きゅういちいちまる)｣の適正な利用促進と、防災意識の向上を訴えた。
防災キャンペーンでは、昨年11月に同署と包括的連携協定を締結した文教大学(中島滋学長)の学生も参加して模擬１１０番を実施。｢県内で最大震度７の地震が発生した｣との想定で、落下物に押しつぶされた車を学生が発見、通報し、警察官が車内に残された人を救出救助した。
赤星署長は、１１０番による通報が迅速に行われるよう協力を呼びかけ、能登半島地震を例に挙げて｢身近なところから防災について考えるきっかけにしてほしい｣と話した。
一日警察署長を務めた荻野さんは、｢１１０番は緊急時にかける電話。間違いや誤作動に気をつけて｣と話し、｢災害はいつ起こるか分からないので備えが大事｣と訴えた。
また、通行人に１１０番通報に関する〇×クイズ、クリアファイル、チラシなどの啓発物を配布した。キャンペーンには同署員をはじめ、交番･駐在所連絡協議会、県警本部警備部危機管理課などから約40人が参加。同市特別市民の｢ガーヤちゃん｣や越谷いちごＰＲキャラクター｢ストロングベリーちゃん｣も参加して盛り上げた。