80人交流
幼稚園児に対象にした「野球交流会」が11月13日、越谷市のしらこばと運動公園野球場で開かれ、米国独立リーグの現役選手、板倉寛樹さん(33)と、日米両独立リーグで活躍し「ナックル姫」の愛称で知られる吉田えりさん(31)が指導した。
園児の頃から野球に興味を持ってもらおうと、「野球の街越谷」実行委員会(長瀬翼会長)が主催。同市立大相模中学校の野球部員18人も運営側で参加し、精華幼稚園40人、しらこばと幼稚園42人の園児が野球を楽しんだ。
準備体操は鬼ごっこ。両選手や中学生たちが追いかけると、園児たちは歓声を上げて逃げ回った。体が温まり、コミュニケーションが取れたところで、キャッチボールとバッティング体験。両選手はボールの持ち方・投げ方やバットの構え方を丁寧に教えた。
初めての野球に、園児たちはボールを下にたたきつけたり、バットを振り回したりしながら、一生懸命にプレー。最後は、板倉選手の遠投を見て驚いたり、じゃんけん大会でサインボールをもらったり、楽しい一日を送った。
また、同委員会から両幼稚園にストラックアウト各2台がプレゼントされた。
同委員会は、同中学校教諭を務める長瀬さんが中心となり、昨年4月に結成。長瀬さんは「幼稚園の頃から野球の魅力を教えて、野球人口を増やしたい」と今回のイベントを開催した。
板倉選手は「プロのプレーを生で見てもらえてよかった」、吉田選手は「女子野球はまだまだなので、興味を持ってもらえたらいい」と話していた。
中学生を引率した安西裕哉教諭は「生徒たちにも貴重な機会となりよかった」と振り返っていた。